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年下のオトコノコ【HQ】

第14章 夏の長期合宿3日目‼︎



こうしてチーム編成をし、試合…なんだけど

ネコチーム(黒尾187.7 cm 灰羽194.5 cm月島 188.3cm)
フクロウチーム(木兎185.3 cm赤葦182.3 cm日向162.8cm)

なんていうか…身長差…
そしてこのハイテンション…
赤葦君哀れ…

「これすげえバランス悪くないですか?」

そう赤葦くんが抗議をいれてるけど黒尾君は笑ってる。

「いーじゃねーか!昼間やれないことやろーぜ!」

日向君と木兎が2人してはしゃいでいる。
赤葦君が不憫でしょうがない…
そんな赤葦君をよそにみんなは試合を開始した。

ーーーーーー

白熱した試合に口の悪くなる黒尾くん。
ボールを追う鋭い瞳のせいで余計にガラが悪い。

「リエーフ!トスみてから飛べっつってんだろ!リードブロック!」

「あ、ういっす」

リエーフ君は囮の日向君の前を飛ぶ。
その隙に赤葦君が木兎君にトスを打つ。
綺麗な弧を描いたトスは木兎君の打ちやすい打点ドンピシャに上がる。
それを木兎君はクロス打ちで蛍君のブロックを避けながらスパイクを打った。
決まったかと思ったら間一髪で黒尾君がボールを拾う。
体制を整えながら黒尾君が叫ぶ!

「ブロック極力横っ飛びすんなー!間に合うときはちゃんと止まって上に飛べー!」

蛍君が返事をしている間にボールはフクロウコートにいってしまう。

「チャンスボール!」

レシーブを打ってすぐに走り出す日向君。
今回赤葦君は日向君にトスを上げる。
日向君がスパイクを打つ!
さっきの黒尾君の助言を聞き、蛍くんはちゃんと止まって上に飛びぶ。
ボールはどシャットされてフクロウコートに落ちた。

蛍君、嫌な顔して笑ってる…
日向君は悔しそうだし…

そんな時体育館の外から遠慮がちに私たちを呼ぶ声がした。

「そろそろ切り上げないとー食堂しまって晩御飯お預けですよ?」

『え?もうそんな時間?』

時計を見れば食堂が閉まるまであと30分を切っていた。

「腹が減っては戦はできぬ!」

「おおおおー!メーシー!」

主将2人が叫びながら片付けを始める。
決着は明日に持ち越しかな?何て思ってたら日向君がつまらない顔をしていた。
試合やり足りないのかな?なんて思っていたら黒尾君が日向君に声をかけていた。

「チビちゃん続きはまた明日な?」

日向くんはキラキラの笑顔で返事をした。
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