• テキストサイズ

年下のオトコノコ【HQ】

第14章 夏の長期合宿3日目‼︎



変わり始めたのは蛍君だけじゃなかった。



かみ合わなかったものが少しずつかみ合う。

できなかったことが少しずつできるようになっている。

そのためか負けてはいるが1セットごとの点差は1回目の合宿の時より明らかに縮まっている。



でも、前回の合宿後に衝突した日向君と影山くんの新しい速攻はまだ完成とまでいっていないようで、日向君はスパイクを決められていなかった。

いつも楽しそうにバレーをしている日向君。
でも今はコートの中で下唇を噛み、すごくイライラしている。

それでも速攻のチャンスがあれば飛び、スパイクを決めようと果敢に挑戦していた。



試合中、影山君からトスが上がる。

日向君はスパイクを決めるつもりで飛んでいたがタイミングがずれたのか指先に当たり、向こう側でブロックをしていたリエーフくんを飛び越えコートに落ちた。


烏野1点取れた!


そう喜んだのもつかの間、日向君は影山君に近寄り怒りの表情で怒鳴った。





「オイ!お前、手ぬいたな!」
/ 454ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp