• テキストサイズ

年下のオトコノコ【HQ】

第13章 夏の長期合宿2日目‼︎




『昨日の夜のことについても話がしたいのよね?』

びくり。
蛍君の体がはねた。

「あれれー?月島くん。昨日なんかしちゃったのー?」

「しちゃったのー?」

蛍君の目の前で2人チューチュートレインのようにぐるぐる回りながらニヤニヤしている黒尾君と木兎君。


ウザいな。



『じゃあ行こうか?蛍君?』

「…ハイ」

蛍君をつれて体育館を出ようとすると黒尾君に呼び止められた。


「なあなあ!椎名さん!後でメッセージアプリのID教えて?
ここのみんなでグループ作ろうぜ!」

まあ、メッセージアプリくらいならいいかなーなんて軽い気持ちで了承すると、こっちを向いていた黒尾君が蛍君の方を向いた。

「もちろん『ツッキー』もな?」

蛍君心底嫌そうな顔してる…
「メッセージアプリは別に…つか、ツッキーやめてください…」

「だってツッキーはツッキーだろ?いっつもそばにいるそばかす君が呼んでるじゃん。」


そばかす君って…
山口君…かわいそう…

「おー!ツッキーって名前いいなー!」


蛍君は、収集できない空気にため息をつくとみんなに向き合った。

「とりあえず先に戻ります。ではみなさん、今日はお疲れ様でした。」



「「「おつかれ(さま)」」」


私達はその声を聞きながら第3体育館を後にしたのだった。


/ 454ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp