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年下のオトコノコ【HQ】

第3章 初夏 再開





先生から一通り説明をしてもらった後、メンバーから自己紹介をされたためノートに名前とポジションをメモしていく。


ひときわ元気な声での自己紹介が終わったと思ったら、なんだか聞き覚えのある声が聞こえてきたためペンを止めふと顔を上げた。

黒縁眼鏡
色素の薄い髪の毛

そして大きな身長

「11番…月島蛍(つきしま けい)デス。ポジションはミドルブロッカー…」


目が合った瞬間向こうも何か気づいたようで片手で口元を隠すようにしてふいっと逸らされた。








あ…
あの子だ





なんでだろう。
少しだけ胸の奥の奥がふわり、暖かくなった気がした。





でも、きっと気のせい。

きっとそうだ。




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