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年下のオトコノコ【HQ】

第13章 夏の長期合宿2日目‼︎



遅めの朝食をとり、シャワーを浴びて私が体育館に戻ったのはそれからしばらくしてからだった。

武田先生から状況を聞いたがやはり今日もまだ勝ててないようだ。
夏の暑さに加えペナルティの坂道ダッシュでみんな疲労困憊のようだ。

「椎名さんちょっと…」

試合中、仁花ちゃんが私を呼んだので、カメラを持つ手を止めると仁花ちゃんの話を聞く。

そして話を了承すると私は、仁花ちゃんと共に体育館を離れた。



ーーーーーー



「森然高校の父兄の方からスイカの差し入れでーす!」

マネージャー達の掛け声とともに私は他の子と一緒にスイカを渡した。
私が澤村君たちにスイカを渡しに行くのと、黒尾君が澤村君に話しかけるのがほぼ同時になってしまったためついでと言わんばかりに私も話に参加した。

「あー…すまん
昨日お宅のメガネ君の機嫌損ねちゃったかもしんない。」

「え?」

黒尾君は昨日の夜、蛍君が自主練に付き合った話をした。

一瞬私の話をされるのかと思って不安になったよ。

「へー!あの月島が成り行きとはいえ自主練に付き合ったのか。
で、何か言ったの?」

「お宅のチビちゃんに負けちゃうよって挑発を…」

話を聞いていた東峰君と田中君は表情を変える。

「確かに月島は日向に引け目を感じてるトコあるよな…」



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