第12章 合宿の夜にはキケンが付き物
side黒尾
とりあえずオレはリエーフを偵察に出し、空き教室を見つけ出させた。
そしてそのまま木兎と一緒に椎名さんを抱えみんなで空き教室に入った。
そっと床に椎名さんを降ろすと、その衝撃でうとうとしかけていた椎名さんの目が開く。
『…?どーしたの?』
「なあ、椎名さん。俺たち…体がやばいみたいなんだ。
元に戻るようにちょこっと手伝ってくんねー?」
嘘は言ってない。嘘は。
そんな嘘を間に受け椎名さんは潤んだ瞳で俺を見つめて言った。
『あたしにできるんだったら。』
よし、かかった。
これを合図にしたようにオレ、木兎、リエーフは椎名さんの身体を触り始める。
赤葦は入り口の壁に寄りかかって「見る専」やってる。
『なに?みんな…ひゃん!』
「椎名さん耳弱いんすねー」
何て言いながらリエーフは耳の輪郭を舌でなぞる。
『そ…なこと…』
「じゃあこっちは?」
俺は、服の上からバストの外側を撫でる。
唇を噛んでいるが吐息が漏れている。
木兎は早くもエロ全開のようで足首からふくらはぎにかけてを露出させ、指や舌を使って攻め立てている。
俺はそっと下着のホックを外し、直接触るため外に露出した。
「なあ、木兎、リエーフ…これって」
露出させた胸には紅い華が3つ散らばっていた。
「これ、彼氏じゃね?」
「だろーな…」
「椎名さん胸でっけーっすねー」
椎名さんは恥ずかしそうに胸を隠そうとしたがリエーフに腕を掴ませたため隠せない。
首筋から鎖骨
鎖骨からバストに
ゆっくり舌を這わせる。
少しのことでも大げさに反応する椎名さんは我慢できなくなっているのか自らの内腿を擦り付けている。
すると、何かに気づいた赤葦が俺たちの方に近づき椎名さんを奪うと唇に噛みつき濃厚なキスをした。
10秒、20秒
少し長めのキスを終え唇を離すと赤葦は一言、言った。
「そろそろ迎えが来ますよ?」
その声と同時に空き教室のドアが勢いよく開いた。