第28章 ・他所の宿題 終わり
「日向達はもういいとして、文緒さんは大丈夫だったのかな。」
「谷地さんは影山手玉に取ってたつってたぞ。」
「俺も縁下と同じとこ気になる、ウシワカに何も言われてなけりゃいいけど。」
「うおっ、確かに。」
「力、一仁、久志、何の話だ。」
「ノヤっさんアレだ、天下のウシワカがシスコンって話だ。」
「仲良しならいいじゃねーか。」
「流石ノヤっさんだぜ。」
牛島文緒本人は何も知らず今日も夏休みの課題をこなしつつ昨日は楽しかったなと呑気に考えていたのだが、昼になって日向から"大地さんに怒られた"というメールを受け取ってまあ何て事と呟いていた。
次章に続く