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カラフルⅡ【気象系BL小説】

第20章 グレイ scene2


「翔…」


どきっとした。身体の奥に火が着いた。


和也が俺のこと呼び捨てにする瞬間…


オスになった瞬間だから。


「咥えて…」


有無を言わさない響き。


和也のズボンをずり下げて、硬くなったそれを口に含む。


「っ…翔、いいよ…気持ちいい…」


俺の髪を撫でながら、うっとりと目を閉じる。


時折、びくりと揺れる身体が愛おしい。


口から漏れ出る甘い声は脳髄を痺れさせる。


「翔、欲しくなったら自分で跨って?」


「え…」


「できるでしょ…ほら…」


俺のパンツのトップボタンを外すと、ファスナーをゆっくりと下げた。


「ここからは…自分でやってごらん…?」


「和也…」


そのままそっと和也の指は、俺の胸の先端を捉えた。


ゆっくりと円を描くように、人差し指で両方の尖りを優しく撫で擦られる。


「ふ…ぁ…和也…もっと…」


「もっと、何?」


「や…ちゃんと、して…?」


「なにをどうして欲しいの…ちゃんと言わなきゃわからないよ…?」


「…もっと、強く…」


「ふ…」


和也は薄く笑って手を引っ込めてしまった。


「やっ…和也っ…」


ぎゅうっと抱きつくと、和也は抱きしめ返してくれた。


肌と肌が密着して、凄く気持ちよかった。


もっと…


一つになりたい。

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