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カラフルⅡ【気象系BL小説】

第3章 萌葱-moegi-


「リーダー…痛くならないように、がんばるね…?」


「うん…」


ベッドの横においてあるダンボールを、片手でまさぐってローションを取り出した。


「え…?」


「これね…寝ぼけて注文しちゃったの…別に恋人とかいないからね…?」


「そうなの…?」


不安そうな目で俺を見あげるから、たまらなくなった。


「俺は、ずっとリーダーだけを思ってたんだよ?」


そういうと恥ずかしそうに目を伏せた。


「うん…」


「ずっとずっとリーダーだけを好きだったんだよ?」


「知ってる…」


「え?」


「知ってた…」


「え?マジで?」


「気づかないわけないじゃん…あんなまるわかりなのに…」


「あ…そ…」


恥ずかしくなった…


「最初は…びっくりしたけど…」


ぼそぼそと俺を見ないで、リーダーが喋った。


「でも…いつの間にか俺も…」


消え入りそうな声。


「好きになってた…」


枕に顔を埋めてしまった。


「ずっと優しく好きでいてくれたから…」


「リーダー…」


そっと肩に触れた。


ゆっくりとリーダーは俺に顔を向けた。


「ありがとう…雅紀…」

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