第3章 萌葱-moegi-
「愛のあるセックス、して…?」
「うん…うん…」
「嬉しいよ…」
リーダーのシャツを脱がすと、俺もバスローブを脱いだ。
それを見上げていたリーダーは、そっと俺を抱き寄せて、肩の痣にキスをした。
俺はリーダーの頬に流れる涙を唇で掬った。
そのまま見つめ合って、ぎゅっと手を繋いだ。
「リーダー…好き…」
そう言いながら、キスをした。
「ん…愛して…俺の身体…」
「うん…たくさん愛すよ…」
ゆっくりと、唇のキスを身体へずらした。
首筋から、胸板。
お腹を通って、足のつけね。
身体をかえして、背中。
徐々にリーダーの身体が熱くなってくる。
甘い声が、脳に響いてくらくらする。
こんな声も聞いたことがなかった。
「あっ…相葉ちゃん…」
俺を呼ぶ声。
「リーダー…好きだよ…」
「ん…もっと…もっと…」
涙は止らない。
背中にキスをしながら、前に手を回した。
きゅっとリーダーを掴むと、リーダーの背中が反った。
「ああっ…だめっ…」
さっきイったばかりなのに、リーダーのソレは雫を垂れ流してた。
「感じてる…?」
「う…ん…」
恥ずかしそうに言うから、ぎゅっと抱きしめた。