第3章 萌葱-moegi-
「あ…んっ…相葉ちゃん…ごめん…」
ずるっと俺の口から出て行くと、ベッドサイドの棚に置いてあったティッシュを取って、俺の口を拭ってくれる。
「ここに出して…?」
手をひしゃくのように差し出すから、首を振った。
「え?だめだよ…飲んじゃ…」
ごくりと飲み込んだ。
「あっ!相葉ちゃんっ…」
顎をもって、口を抉じ開けられた。
「あぁ…もう…バカ…」
また丁寧にティッシュで俺の口を拭くと、棚の上に置いてあった水のボトルを取った。
蓋を開けて自らの口に含むと、また俺に飲ませてくれた。
もう全然冷たくない。
でも、水はするすると喉を通って行った。
精子って喉にひっかかるんだね…
何回か飲ませてもらったら、静かにボトルを取り上げた。
蓋も取り上げて閉めると、床に転がした。
ゆっくりとリーダーを押し倒した。
「ね?次は…なにがしてほしい?」
「ん…相葉ちゃんの…好きなように…」
そういうと、目を逸らした。
見る見る顔が真っ赤になっていった。
「いいの…?好きなようにしても…」
「い、いいよ…相葉ちゃんなら…」