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カラフルⅡ【気象系BL小説】

第19章 不言色(いわぬいろ)


「なんのことだよ…」


「しらばっくれるなよ…人のモンに手ぇ出して…」


「はあ?」


「あんたに俺たちを壊す権利なんてない」


「何言ってんだよ…なんのことだよ」


「ふざけんなよ!」


雅紀は俺を突き飛ばすと、馬乗りになった。


「あんたも女にしてやろうか?」


「え…?」


「そしたら二度と和也に触れようなんて思わないだろ?情けなくて」


「なんだよ…それ…」


「プライドが高いアンタが、俺に犯されたってなったら…和也のこと抱けるかな…」


くっくっくと笑って、雅紀は俺のシャツに手をかけた。


「やめろよっ…何のことだよ!?」


「まだとぼけるのかよ…」


雅紀は俺の頭を掴むと、床に叩きつけた。


「ぐっ…あっ…」


「もう黙ってろよ」


いきなり顎を掴まれたかと思うと、上を向かされた。


思わず開いた口にタオルを突っ込まれた。


「いい格好だよ…」


頭を打って、動けない。


口を塞がれて朦朧としてくる。


その間にも、雅紀は俺のシャツのボタンをひとつひとつ外して行った。


「アンタが悪いんだからな…」


ボタンを全部外すと、嬲るように俺の身体を撫でた。


何の反応も示さない俺に苛立って、今度はズボンを脱がせた。
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