第18章 ポンパドール scene2
智はそのまま起き上がると、いきなり俺の中心を握りしめた。
「えっ…」
「いいから…イケよ」
命令口調に思わずまたゾクっとした。
智の手は容赦なく俺を追い詰めていく。
待ち焦がれた刺激に、すぐに登りつめた。
「あっ…もっ…いっくっ…」
その瞬間、ずるりと智が抜けだした。
「あっ…」
すぐにまたずぶりと入ってきて、腰を限界まで突き上げた。
「あああああっ…」
「潤っ…気持ちいいっ…」
そのまま、俺は気を失った。
「…潤…?」
目を開けたら、心配そうに俺を覗きこむ智。
「あ…俺…?」
「ごめんね?初めてなのに、激しくしすぎちゃった…」
シュンとベッドに座る智は、いつもの可愛らしい智で…
さっきのオス智、どこいった…
「智…来て…」
すぐに智を手繰り寄せて腕の中に仕舞ってしまう。
「どこにもいかないでね…?」
「うん…行かないよ…ずっと潤といるよ…?」
「よかった…」
「だから、いっぱい抱かせてね?」
「えっ…」
「なに?やなの?」
「…いやじゃない…」
「なんでそんな顔引きつってんだよ…」
「だって俺、さっきまでバージンだったんだぞ!」