第18章 ポンパドール scene2
「舐めろ」
そう命令すると、素直に俺のパンツに手をかけた。
ベッドヘッドに凭れながら、ニノが俺のパンツを脱がせるのを眺めてる。
「そんなに見ないで…」
いいながら俺の腰に顔を埋めた。
「あっ…」
相変わらず、上手い。
智もそうだけど、なんでこんなに舌使いが上手いんだ…
あっという間にイってしまいそうだった。
「ああっ…ニノっ…も、ヤバい…」
ちらりと俺を見上げる目が、とても妖しくて…
自分のシャツを脱ぐと、ニノを抱き寄せた。
「ね…生で挿れていい?ニノを生で感じたいな…?」
ニノはこくんと頷くと、上目遣いで俺を見上げた。
「潤くん…ほんとに黙っててくれる?」
「うん。黙ってるよ?これからも抱かせてくれたらね?」
ニノが目を閉じた。
「これからもなの…?」
「そうだよ。一回で終わるわけ無いだろ?」
ずっと…智と寝てるくせに…
逃がさない。
逃げられないようにしてやる。
「ニノのこと好きになったんだ…」
ベッドにゆっくりと押し倒して、体中にキスしてやる。
ニノがその度にブルブル震えるから、興奮した。
俺が感じさせてると思ったら、柄にもなく興奮した。