第18章 ポンパドール scene2

「ニノ…ねえ、いつも翔さんと雅紀にどんな風に抱かれてるの？」


ニノが怯えた目をして俺を見上げた。


増々ぞくぞくする。


「好きだよって言いながら愛してくれるの？」


「え…？」


俺はニノの耳元に唇を付けた。


「ニノ…好きだよ…」


びくっとニノの身体が震えた。


身体の力が少し抜けて、指が動きやすくなった。


「ずっと抱きたかったんだ…ニノ…好きだよ…」


甘く囁くと、真っ赤な顔をして首を横にふる。


「嘘…だって、大野さんがいるじゃん…」


「ニノが好きなんだよ…？」


「潤…」


「ニノ…欲しいよ…」


ニノの身体を起こして後ろに回る。


そのまま後ろから手を伸ばして中を解し続け、中心を握りこむ。


耳元ではずっと、ニノが好きだと囁き続けた。


「あ…やだ…ぁ…やめて…潤くん…」


「好きだよ…ニノが欲しい…」


「んんっ…」


ニノから先走りが出て、俺の手がヌルヌルしてる。


弱いんだ…好きって言葉に…


ニノの中がほぐれて、すっかり身体は蕩けきった。


身体が桜色に染まって綺麗だった。


潤んだ目で俺を見上げるその表情は、前と全然違って。


何かを期待している顔。