第18章 ポンパドール scene2
智の頭を引き寄せて、股間に埋めた。
「んんっ…ふっ…ぐっ…」
頭を押さえてイラマさせながら、訳の分からない快感が登ってくる。
明日、ニノにもさせよう。
「んっ…あ…智っ…上手だよ…お口に出すからね」
「んんっ…」
「イクっ…イクよっ…」
我慢することもせず、快感の突き上げてくるまま、智の口に放った。
びくびくと身体を震えさせながら、明日、どんな風にニノを抱こうか、そればかり考えてた。
「潤…」
口の端から俺をこぼしながら、智が俺を見上げる。
「ごめんね智…」
唇でそれを舐めとって、頬にたくさんキスをした。
「お家帰ったら、たくさん可愛がってあげる」
「うん…」
智は頬を染めてうっとりと俺をみた。
ぶるっと身体を震わせると、もう一度俺を口に含み、綺麗に舐めてくれた。
「ありがとう。さ、車出すよ」
「うん」
にっこり笑って俺をパンツに仕舞ってくれた。
なんで…?
なにが足りないの?智…
なんで俺一人じゃだめなの…?
ふと助手席を見ると、智はうたた寝を始めている。
無邪気な寝顔を見ていたら、怒りの矛先がニノに向かった。
明日、ニノをめちゃくちゃにしてやる。