第17章 ショコラ scene2
「翔ちゃん…キスしたい…」
雅紀が上体を起こして、顔を近づけてくる。
「ん…」
凄く無理やりな体勢だったけど、でも気持ち良かった。
「雅紀…愛してる」
「翔ちゃん…」
「ああ…ごめん、もう、イクっ…」
「翔ちゃんっ…」
キスした途端、雅紀の中がきゅうっと締まって、もう耐え切れなかった。
絞りだすように出しきると、そのまま雅紀はベッドに倒れこんだ。
「翔ちゃん、だっこ」
「ん…ごめんな。耐えらんなくて…」
「いいよ。だって俺が気持ちよかったんでしょ?」
「凄く。だってやらしかったもん」
「あ…」
今更思い出したみたくて、真っ赤になってる。
雅紀に腕枕して、ぎゅっと身体を抱き寄せた。
「雅紀、おいで…」
「翔ちゃん…」
雅紀が俺の胸に頭を預けてくる。
そっと中心に手を伸ばして、ぎゅっと握ってやると、雅紀が飛び起きようとした。
「しょ、翔ちゃん!」
「いいから…ね?」
「や、やあん…」
キスをしながら、ひたすら雅紀を扱いてずっと愛を囁いた。
これでもかってほど、好きだ愛してると囁いて、大変俺は満足した。
今度なににとりつかれるかわからない。
その時にも、雅紀の中に愛してるのストックが有るように…
俺は囁き続けたんだ。