第17章 ショコラ scene2
「んんっ…」
雅紀の指が、自分の中に沈んでいく。
始めは一本だった指が、二本、三本と徐々に増やしていく。
その間俺は、ずっとおあずけ状態で、必死に耐えていた。
「あっ…んんっ…」
雅紀の身体がビクビクと震える。
あの時とは違う。
「雅紀…感じてるの?」
「いやっ…違うもんっ…」
「でもお前…こんな滴垂らして…」
思わず歩み寄って、雅紀の中心を握った。
「あああっ…まだっ…だめえっ…」
「雅紀もうがまんできないよ…」
雅紀の背中に舌を這わせて、雅紀の皮膚を存分に味わった。
「んうっ…だめぇっ…キモチイイ…」
「ほら…指、止まってる…」
「誰の…せいだと…んうっ…」
無理やり雅紀の指を引きぬいた。
バスローブを脱ぐと、もう充分に硬度を持った自分にローションを塗り付けて、ずぶりと雅紀の中に入った。
「ああっ…翔ちゃんっ…」
「雅紀…も、無理だった…ごめん」
四つん這いのままの雅紀の腰をぐいっと引いて、床に立つとそのまま腰を打ちつけた。
「ああっ…もうっ…翔ちゃ…」
「雅紀…ああ、だめだ…エロすぎるから…も、出る…」
額に汗が浮かんできた。