第17章 ショコラ scene2
「雅紀…」
雅紀は自分からベッドサイドにおいてあったローションを手に取り、自分に塗り付けた。
くんくん言いながら、自分の指をそこに入れ始めた。
お前…メスだったの…?
つか発情しちゃった…?
見る見る雅紀が大きくなっていく。
お前…また性別違う本物さんに憑かれたのかよ…
なんで毎回…
って、もしかして女役だから?
「雅紀…?」
雅紀は潤んだ目を俺に向けた。
「挿れて欲しいの?」
こくんと頷くと、目を閉じた。
「じゃ、欲しいって言ってごらん?」
ちょっと怖くなってきて、言ってみた。
けど、雅紀はなにも言わない。
ただ、指を動かしながらはぁはぁ言ってる。
「ちょ、雅紀…マジで…」
くぅんと言うと、雅紀は起き上がって俺のズボンをずり下げた。
器用に俺を取り出すと、ありえない舌使いで俺を舐め始めた。
「ああっ…ちょっ…雅紀っ…」
あっという間に追いつめられる。
「も、ダメだってお前っ…」
なんだこれ…凄い。保たない。
雅紀が急に起き上がったと思ったら、俺に向かって腰をつきだしてきた。
四つん這いのまま、俺を見上げる。
もう、だめだった。