• テキストサイズ

カラフルⅡ【気象系BL小説】

第17章  ショコラ scene2


次の日からも別々で仕事があったんだけど、気が気じゃなかった。


マネージャーから聞くと、雅紀の犬化は凄い勢いで進行しているらしく…


この前は、ニノと二人でグラビアの撮影中膝で寝ちゃったって話だし…


だんだんお茶よりもホットミルクばっかり飲むようになってきてるし。


もともと犬っぽいやつだから、あんまり周りの人は気にしてないみたいだけど、俺は気が気じゃなかった。


事務所やメンバーには話を通してあるんだけど、それでも心配なものは心配で。


潤には心配しすぎて笑われるし…


「翔くんお父さんみたいだよ?」


そんな風に言われてもな…


「翔ちゃん、ユッケが食べたい」


突然、夕飯の時そんなこと言い出すし…


「ユッケってあんた…」


そんなもの焼肉屋じゃないとくえないだろ…


「今度な」


「絶対だよ?」


もう…犬…


寝るときは仰向けじゃなくてうつ伏せで丸まって寝るし。


いつ次の朝、ワンって言って起きてくるか心配で夜も眠れなかった。


どうしよう。


雅紀じゃなくなったら…


犬になっちゃったら…


そうこうしてるうちに、次のレギュラーの収録日がきた。

/ 1015ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp