第17章 ショコラ scene2
「もう…翔ちゃん…スケベ…」
「お前だってスケベだろが…」
「ん…」
雅紀が俺の首に腕を回してキスをねだる。
そっと触れた唇はもう熱くて…
俺の身体もあっという間に熱くなってくる。
「翔ちゃんも脱いでよ…」
「ん…脱がせてくれよ」
雅紀がゆっくりとこちらを向く。
シャツのボタンに手を掛けると、俺の目を見ながら一つ一つボタンを外していく。
「えっろ…お前…」
「んふ…そうかな…」
キスしながらどんどん俺は裸にされていく。
全部脱がされると、雅紀の唇が俺の胸板を這った。
「風呂…」
「ん…もうちょっと…」
雅紀がしゃがんで、俺を口の中に挿れてしまった。
「ちょ…お前…」
雅紀は俺を見上げて、いたずらっぽく笑う。
「はぁ…気持ち、いい…」
じわりと登ってくる快感を、逃すこともせず味わう。
雅紀の舌は俺の筋を舐めあげて、先端をちろりと掠めていく。
「もう…雅紀…とまんねーよ?」
「うん…俺も欲しい…」
雅紀がじっと俺を見あげるから、そのまま風呂場になだれ込んで、雅紀を浴室の壁に押し付けた。
マッサージオイルを手にとって、馴染ませるとすぐに雅紀の後ろに指を押し当てた。