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カラフルⅡ【気象系BL小説】

第17章  ショコラ scene2


「なー、雅紀…」


「んー?」


収録が終わり、帰りの車中。


今日は雅紀の車に乗ってきた。


「なんで智くんにはわかるのかな?お前、わかんないだろ?」


「わかんないよ…俺、あんな霊感ないもん」


「だよなあ…」


なんかえっちな気分になると、ピンク色のオーラかなんか出るんだろうか。


不思議に思いながら、雅紀の顔をじっと見た。


「なに?翔ちゃん」


「ううん…」


このまま見てたら、きっと雅紀は顔が真っ赤になる。


そしたらピンク色のなにか出てくるかなあ…


「翔ちゃん、俺で実験しないで!」


あ、バレた?


「すぐ俺で実験するんだから…」


ぶつぶついいながらも、顔は笑ってる。


雅紀のこの笑顔が見たくて、俺は一緒にいるんだろうなぁ…


「雅紀、好きだよ」


「なっ…なんだよ!突然…」


あ、ピンク色のオーラ。


見えたかも。





家に帰ったらさっそく、昼間のむくむくを解消すべく雅紀の身体を抱きしめる。


「もう…翔ちゃんたら…」


ぎゅっと抱きしめると、雅紀の襟足に顔を埋める。


ここが、一番雅紀の匂いがする。


香水の匂いじゃなくて…


雅紀の匂い。


「いい匂い…」


「ほら、もうお風呂入ろ?」
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