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カラフルⅡ【気象系BL小説】

第16章 グレイ scene1


楽屋に戻る途中、他の3人とすれ違った。


「あれ?どうしたの?」


ニノに声をかける。


「なんかね、コメント撮りがあるんだって。スタジオの隅で」


「ふーん。俺らは?」


「3人だけでいいってさ」


「わかった、いってらっしゃい」


楽屋に戻ると、案の定マネージャーも居なくて、がらんとしてた。


「ふう…」


ソファに沈み込むと、大野さんが後ろでなんかしてた。


「なにしてんの?」


「ん?写真撮らせて?」


「え?俺の?」


「うん。ナース服…」


そう言ってにやりと笑う。


「へ…変態…」


そうは言ったけど、さっきあれだけ褒められたから嫌な気はしない。


素直にベンチコートを脱いで、ポーズを取った。


「おっ…いいねえ!」


変態医師は、スマホを片手に俺を舐め回すように見ている。


「大野さん、まじ変態だからやめて…」


「ね、ね!イスに片足乗せて?」


「え?こう?」


イスに足を乗せると、大野さんはうっひゃーと喜んだ。


あ、あほや…


「ちょ、ちょっとスカートを…」


そう言って俺の腿を触った。


「あっ…やだっ…」


くすぐったくて身を捩った。


「なに…?感じちゃったの?」


も、変態っ!
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