第15章 インディゴ scene3
「翔くんのお口、まじ気持ちいい…」
うっとりと言うと、俺にキスを落とした。
「ん…さと…」
「翔くん…好きだよ…かわいい…」
「智くん…俺も…好き…」
きゅうっと心臓が締め付けられる。
智くんの望むことなら、何でもしてあげたいな…
俺は震える指で、ケーキからクリームを掬い取った。
智くんに塗りつけると、自分からそれを口に入れた。
「あっ…翔っ…」
智くんが俺の頭を掴んだ。
快感を堪えるように、ぎゅっと俺の頭を掴むと目を閉じた。
「キモチイイ…?ご主人様…」
「あっ…も…たまんね…」
智くんが俺の口にぐいっと自分をねじ込む。
ちょっと苦しくて涙が出てくるけど、一生懸命舌を絡めた。
「翔ちゃん…ノってきたじゃん…」
雅紀がスマホを手に取ると、ぱしゃっと一枚、俺と智くんの写真を撮った。
「やっ…やだっ…何してんの!?」
「ん?ニノと潤に見せてあげるの…淫らな翔ちゃんを…」
「やめてっ…消して?」
「やだ…」
雅紀は遠くにスマホを投げると、また俺の足を開いた。
ローターをまた、俺に当てる。
「やあああっ…お願いっ…許してっ…」