第15章 インディゴ scene3
雅紀の指がクリームをすくい取って、俺の腿に塗り付けた。
「ここが絶対領域ってやつだよね…」
「お前、古い…」
雅紀の唇が、腿の内側の柔らかいところをクリームを塗り広げながら這って行く。
「ふふ…翔ちゃん、ここお肌スベスベ…」
雅紀の唇が、弱いところを刺激しながらクリームを舐めとっていく。
鳥肌が全身に立つ。
「んっぅ」
思わず声が漏れて、慌てて手の甲で押さえつける。
「…かわいい…」
智くんが囁いて、生クリームを俺の首筋に塗りつける。
またそこを丹念に舌で舐めとっていく。
「翔くん…甘い…美味しいよ…」
「やだ…やめて…」
身体が熱くて熱くて…
さっき二人に焦らされた分、すぐに身体は蕩けてきて…
欲しい…欲しいよ…
ぎゅっとスカートの裾を掴んで、衝動に耐える。
二人はメイド服の隙間から見える皮膚に、クリームを塗り付けながら、俺の全身を唇で愛撫する。
「あ…あぁ…」
手の隙間から、漏れ出る声が甘くてびっくりした。
またこんな声を出して…恥ずかしい…
受け身になると、なんでこんな女の子みたいな声が出るんだろう。
雅紀に割られた足を、内股にぎゅっと閉じようとしてる自分が滑稽だった。