第15章 インディゴ scene3
「なっ…なにすんだよっ…」
にやりと笑った雅紀が、俺に何かを着せた。
「わーやっぱ似合うわ…」
ニノのメイド服…
エプロンをきゅっと後ろで結ばれて、カチューシャを頭につけられる。
「わああ…翔くん、えっろ!」
智くんが上から下まで、舐め回すように俺を見る。
「や、やだ…やめてよ…」
ひざ上の丈のスカートがスースーする。
「ミニスカサンタもエロかったけど…こっちも唆るよね…」
雅紀が俺のスカートに手を入れようと、布地をずり上げる。
「やっ…やめてってば!」
「じゃあ、潤のプレゼントも使ってみよ」
智くんがローターを取り出した。
「いっ…嫌だって言っただろ!」
「ふふ…まあ、そう言わず…」
智くんは人差し指で、ケーキのクリームを掬った。
「えっ…」
それを俺の唇に塗り付けた。
「おいしそ…」
べろっと智くんの舌が、クリームを舐めとった。
「んふ…」
またケーキからクリームを掬うと、今度は雅紀の唇に塗りつける。
「ほら…翔くんに食べさせてあげなよ…」
雅紀が唇を近づけてくる。
「んっ…」
あっという間に、俺の口の中に甘いクリームの味が広がる。