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カラフルⅡ【気象系BL小説】

第15章 インディゴ scene3


気がついたら、潤のベッドで三人で寝てた。


俺を挟みこむように、ニノと潤は眠ってた。


…よく、智くんと雅紀もこうやって眠ってくれたな…


腫れぼったい瞼を感じながら、また涙が滲んで来るのを止められない。


声を出さないよう、口に手を当てた。


それでも泣き声が漏れそうで、身体を横に倒し曲げて堪える。


「うっ…くっ…」


それでも手の間から漏れる声は、二人を起こしてしまって。


「翔ちゃん…」


ニノの手が優しく俺の髪を撫でた。


潤が背中を優しく撫で擦ってる。


「翔ちゃん…言ってごらん?」


「え…?」


「なにかして欲しいんでしょ…?」


ニノの手が、俺の顎に触る。


「言って…?なんでも言うこときいてあげる…」


「ニノ…?」


「翔くん…いいんだよ。今日だけ…俺達にわがまま言って?」


潤の手がするりと俺の腰を辿った。


「あっ…」


「言って?翔ちゃん」


「あ…ニノ…」


そっとニノの唇が、俺の唇と重なった。


潤の唇が、俺の首筋に触れる。


身体が小さく震えた。


「翔くんが望むこと、シてあげるよ…?」


潤の唇が俺の耳を食んだ。


「ん…やぁ…潤…」

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