第10章 チャイニーズ・ローズ
「いい子だ…潤…」
漏れ出る翔くんを拭いとられると、身体を抱え上げられた。
「わっ…」
「じっとしてないと、落とすぞ」
バスルームから出ると、乱暴にバスローブを被せられて。
そのままお姫様だっこされて、あの部屋に連れていかれた。
ベッドに投げ出されて、足を開かされて。
翔くんの顔が、腰に埋まって。
「あっ…」
その感触に、あっという間に達して。
翔くんの髪をぎゅっと握ってると、そっと手を外された。
俺の顔を見上げると、ごくりと飲み込んだ。
「しょっ…翔くんっ…」
慌ててバスローブの裾で口を拭うけど、間に合わなくて。
「なんで飲んじゃったの…」
「潤が飲んでくれたから」
「え…?」
ぐいっとそのまま腰を持ち上げられて、翔くんの唇が…
「あっ…やだっ…そんなとこっ…」
俺の後ろをぴちゃぴちゃ舐め始めた。
「やめてっ…翔くんっ…」
そのうち、指まで入ってきて…
「う…あぁ…やめ…お願い…」
前回はこんなことされなくて…
ただ、ローションみたいなものつけられて、翔くんが入ってきた。
それだけで充分なのに…
なんでこんなこと…
恥ずかしくて、死にそうだった。