第1章 しあわせはここにある-parallel-
かずの汗が流れてくる。
ぽたぽた落としながら、耐えている。
「イって?かず…」
「んんんっ…だめっ…」
「ホラ…気持ちいいよ…?イったら」
俺はますます腰を動かした。
「あっ…んんっ…だめっ…智っ…」
「すぐ洗えば大丈夫だから…」
「ほんと…?」
「うん…イって?」
そう言って足を外したら、かずが俺を握りこんだ。
「あっ…だめだよっ…もうっ…」
「一緒に…イきたい…」
腰を動かしながら、俺を扱くスピードが上がる。
「はぁっ…んんっ…智っ…気持ちいいよ…」
「かず…俺も…気持ち…いい…」
「嬉しい…もっと…もっと…智…」
「あああっ…かずぅっ…」
「大野さんっ…ああっ…智っ…」
「かずっ…かずなりっ…あっ…」
「やっ大野さ…そんな締めないでっ…」
「かずっ…イっく…」
「俺もっ…ああっ…」
後ろに熱い液体が注がれるのが分かった。
かずの手に、俺の白濁が溢れてる。
荒い息をつきながら、かずが真っ直ぐ俺を見つめている。
「一緒に…堕ちよ?」
「うん…」
かずは微笑んだ。
俺の上に倒れこむと、ぎゅっと俺を抱きしめた。
「きれい…大野さん…」
「かず…」
お前のほうがきれいだよ。