第9章 きみどり scene4
じっくりじっくりと、時間を掛けてかずを愛した。
かずの身体がとろとろに溶けるまで、じっくりと舐め回して。
もうがまんできないって悲鳴を上げるまで、それを続けて。
「やっ…もおっ…お願いっ…智っ…智っ…」
「だめ…まだだよ…かず…」
「いやあっ…ちょうだいっ…お願いっ…」
「じゃあ…えっと…なんかやらしいこと言ったら、入れてあげる…」
翔ちゃんに聴かせるために始めたんだから、なんか言わせないと…
「えっ…なんで…」
もう目的忘れてるな…かずったら…
「なんでもいいから、言って?」
「う…さ、智の…」
「うん?」
「智のおっきいの、ちょうだいっ!」
すっごい大きな声だった…
ふと見上げたら、ソファから相葉ちゃんと潤がこっちを見てた。
「すげー…」
「リーダー鬼畜…」
「ばっ…バカっ!見せモンじゃねえんだぞっ!」
「早く入れてあげなよ…俺たち終わっちゃったよ…?」
「ばっ…ばかやろっ!引っ込んでろっ!」
かずを見たら、手で顔を覆ってた。
真っ赤になってる…
「かず…いい子だったね…」
それでも手を外さない。
「もう、やめる…?」