第9章 きみどり scene4

くすくす笑いながら、相葉さんと潤が服を脱ぎ始める。


リビングの温度は、予め上げてある。


裸で過ごしたって、平気なくらいに。


そう、えっちなことしても平気なくらい。


ぐいっと智を抱き寄せた。


「智…抱いて？」


「ええっ…」


「今日は智の誕生パーティーなのに…俺が、智の初めて貰っちゃったから…だから…」


そう言ったら、智が生唾を飲み込んだ。


「あ…潤…」


「相葉さん…ふたりだけでするの、初めてだね…」


潤が相葉さんをソファに優しく寝かせてる。


「ふがーっ…ふがーっ…」


翔さんが涙目でこちらを見ている。


もちろん、翔さんには媚薬を仕込んである。


でも、今日はお預けね？


俺と智は、ソファの影で。


ここには相葉さんがマットレスを敷いておいてくれた。


流石に見せることはできないから、声だけで翔さんを煽ってやる。


ふふ…悪趣味だよね。


でもいいんだ。


今日は、パーティーなんだから。


「あ…潤っ…そんなっ…凄いっ…」


「雅紀…かわいい…」


ちゅっちゅ音が聴こえてきた。


もう始めてる。


「智…きて…」


「かず…」