第9章 きみどり scene4
客間に行って、智を叩き起こした。
「ふあっ!?何っ!?」
頭を寝ぐせだらけにしてたから、洗面所に行って、髪を整えた。
「今から、楽しいことあるから、ちゃんと起きてね?」
「う…ん…?」
不思議そうな顔をして、俺にされるがままになってる。
かわいい…
「もう、身体平気?」
「ん…ちょっとだけ…」
赤くなって、俯いた。
なんだよ…今日はやたら…
むくむくっと、俺の息子がたち上がる。
あれだけ智を貪ったのに…
俺だって人のこと言えないな…
「智…すきだよ…」
「かず…」
うるうるした目で見上げられたら、我慢できなかった。
がばっとキスをして、智をとろとろにした。
「ごめ…さ、行こ?」
「楽しいこと…?」
「うん。今日だけの、スペシャル楽しいこと」
リビングの扉を開けたら、もう既に計画は始まってた。
「えっ…」
智が絶句して、立ちすくんだ。
ソファの上には、縛られた翔さん。
「もがーっ!」
マンガみたいにもがいてた。
湧き上がってくる笑いがこらえきれず、噴き出した。
「ぶふーっ…」
「ニノ…笑いすぎ…」
そういう潤も、相葉さんも笑ってる。