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カラフルⅡ【気象系BL小説】

第9章 きみどり scene4


「智…」


ローションを握りしめたまま、智に跨る。


「智が欲しいよ…」


「かず…」


智に覆いかぶさると、ぎゅうっと身体を抱きしめた。


「身体、まだ熱いね…」


「う…ん…」


「まだ、足りないでしょ…?」


「うん…」


「でも、俺の身体、痛くしたくないよね…?」


「うん…やだ…」


「だったら…俺にちょうだい?」


「かず…」


「それなら…いいでしょ?」


暫く、無言で小さく震えていた。


意を決したように、顔を少し上げると、俺の耳元に囁いた。


「優しく…してね…?」


切れてしまった。


バスローブを脱ぐと、ベッドの下に落とした。


ローションを手に取りながら、智の胸に舌を這わせる。


「あっ…かずっ…急にっ…だめっ…」


性急な愛撫に、また智が勃ちあがった。


ほんと…こんなに我慢してたんだ…


身体の中心が熱くなる。


こんなに俺のこと、思っていてくれるなんて…


嬉しい…たまらなく嬉しい…


そっと後ろに指を触れさせた。


硬く閉じたそこは、まるで俺を拒むようで。


「力…抜いてね…?」


そう囁くと、一生懸命力を抜こうとした。


その姿に、また欲情した。

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