第9章 きみどり scene4
智の上着を強引に脱がせた。
「あっ…かずっ…だめっ…」
力の入ってない両腕を押さえ込んで、智の胸に顔を埋めた。
飾りを口に含むと、身体の震えが止らない。
「あっ…あっ…だめぇっ…かずっ…」
股間に手を這わせると、熱り立た熱い塊が手に触れた。
「出して…いいから…」
耳に息を吹きかけると、可愛い声を上げて、俺の手に熱い液体を出した。
「あっ…あっ…」
小さく喘ぎながら、何度も何度も手に噴きかかる熱い白濁。
なんだか愛おしくなって。
わざと智の顔の前に持ってきて、ぺろりと舐めた。
「やっ…やめろよっ…」
涙を流しながら、ぷいっとそっぽを向いた。
「ちゃんと見てよ…智」
「やだ…」
顎を掴むと、無理やりこちらを向かせた。
「好きだよ…智…」
「かず…」
潤んだ目が、俺の欲情をますます煽った。
なんだろ…なんか今日、俺まで変…
「欲しい…」
「え…?」
「智が欲しい」
急に、出てきた言葉に自分がびっくりした。
「え…だって…」
智が戸惑っている。
「違う…俺が…智に…」
「えっ!?」
起き上がって、棚からローションを出した。
なんか、他にも道具がいっぱいあったけど、それは見ないふり。