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カラフルⅡ【気象系BL小説】

第1章 しあわせはここにある-parallel-


うん、と言ってくれた。


それがとてつもなく嬉しかった。


一緒に罪を背負う。


一緒に地獄に行ける。


一緒に。


俺は腰をゆっくりと進めた。


「ん…かずっ…」


大野さんの手が枕を掴んだ。


俺はその手を取ってぎゅっと握った。


「痛かったら…辛かったら言って?やめるから…」


大野さんは首を横にブンブン振った。


「やだ…やめないで…」


泣いていた。


なんの涙なのかはわからない。


歓喜の涙ならいいな。


俺はまた腰を進めた。


中は熱くて、狭くて。


でも、ものすごく気持ちよくて。


吸い付いて。


もう出そうだった。


「うっ…あ…もう…だめだ…俺…」


我慢できなくて、つい言ってしまった。


「いいよ…かず…イっていいよ…」


「だめ…一緒に…」


「また、イけばいいよ…」


そう言って笑った。


誘ってるみたいに。


俺は本能の赴くまま、腰を動かした。


一生懸命イってしまうのを堪えた。


大野さんの身体がビクビクと跳ねる。


俺がそうさせているのが嬉しい。


たまらなく嬉しかった。


突き上げると、嬌声を上げた。


「かず…もっと…もっと欲しい…」


泣きながら大野さんは何度もイった。


俺はそれを夢みたいな気持ちで見ていた。
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