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カラフルⅡ【気象系BL小説】

第1章 しあわせはここにある-parallel-


ベッドの上で、大野さんは半身を起こしていた。


まるで女の子みたいに、腰を捩って両手をベッドについて。


こちらをみていた。


堪らなくなった。


いくら男たちをイかせるためとはいえ、ここまで大野さんの身体は変えられてしまったのか。


「か…ず…」


違うのかもしれない。


この人の天性なのかもしれない。


魔性。


それが今回の事件を生み出したのかもしれない。


美しい身体に触れる。


びくりと震える。


俺を見上げる目は、妖しい。


「すぐちょうだい…」


俺は大野さんを押し倒すと、首筋を舐めた。


乳首を舐めながら、ワセリンを指にたっぷり取った。


そのまま大野さんの足の間に手を滑らせて、後ろに触れる。


「んっ…」


ずぶりと指が入っていった。


思ったよりもスムーズに入っていく。


「もう…大丈夫だから…」


言われるまま、欲望に勝てなくて俺は痛いくらい勃ってる俺を充てがった。


あてただけで大野さんは身体を捩った。


「んんっ…はぁっ…かず…」


「大野さん…智…?」


「うん…?」


「全部ちょうだいね…?」


「う…ん…」


俺の身体に歓喜が走っていった。
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