• テキストサイズ

カラフルⅡ【気象系BL小説】

第9章 きみどり scene4







「もう。暫くえっち禁止ね」


俺は、痛む腰をさすりながら智に宣告した。


「ええっ!?なんで!?」


「なんでって、見てわからないのかよ!?」


俺の腰は引けて、へっぴり腰で歩いてる。


「痛いんだよ!毎日毎日しやがって!」


「だってぇ…かず…」


「ああ、そりゃ気持ちいいよ?あんたのこともすきだよ?だけどね、TPOを考えてくれよ!」


そう、今日はVSの収録なのだ…


なのにこんなへっぴり腰で、収録なんかできるかっ!


「もう…そういうの考えないのが、あんたの悪いとこなのよ…」


「おまえだってノリノリだったじゃねえか…」


「ばっ…ばかっ」


そりゃあね…すきな人に、あんな切ない顔で迫られたらさ…


それに…やっぱり…キモチイイし…


「もう。なんといってもだめなものはダメ」


「ええー…」


捨てられた子犬みたいな顔をする。


もう…この顔に弱いんだよ…


「智…」


そっと胸にもたれかかる。


「気持ちは変わらないからね…?」


見上げると、ごくりと唾を飲み込む音が聞こえた。


「ばっ…今、何考えたんだよ!?」


「だっ…だって!おまえがかわいいからいけないんだろ!?」


もー!知らないっ!

/ 1015ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp