第9章 きみどり scene4
「大野さ…智…」
「かず…ねえ、気持ちいい…?」
「う…もっ…バカ…」
今日もかずとセックス。
昨日もした。
一昨日も。
だって、かず。
なかでもイけるようになって…
付き合って5ヶ月。
一緒に暮らすようになって一ヶ月。
俺たちはさるみたいに、毎日毎日こんなことばっかりしてた。
だって…
欲しいんだもん…
「もう…壊れちゃうよ…」
「壊したい…かず…」
「ばか…もう…」
「ばかでいいもん…」
シーツの上でだらしなく投げ出された腕を取って、引っ張る。
後ろから抉るように腰を突き上げると、かずの身体が弓なりに反った。
「ああっ…やめっ…」
びくびくとなかが蠢く。
俺を絡みつけて、離さない。
「うっ…あっ…かずっ…キモチイイの?」
「あ…も…出る…」
「出して…」
ぎゅうぎゅうに締め付けられるのをなんとかこらえて、かずがイってしまうのを待った。
「あっ…もぉっ…さとっ…」
「かずっ…イクっ…」
かずの身体がびくびくと震えたと思うと、シーツに染みが広がった。
俺は満足して、かずの身体に自分を打ち付けて果てた。
「かず…大好き…」
「もう…ばか…」