第8章 インディゴ scene1
「うあっ…」
智くんの身体が思い切り仰け反ったかと思うと、びくびくっと震えて俺を更に締めあげた。
「あっ…そんなにしたらっ…」
「翔っ…も、俺…」
ぶるぶる震えてる…
もしかして、気持ちいいの…?
「智…?」
「あ…雅紀お願い…手、止めて…」
智が懇願するように言った途端、雅紀の顔が智くんの股間に埋まって。
咥え込んだ。
「ああああっ…も、無理ぃっ…」
「智、イって?智の誕生日プレゼントだよ…?」
思い切り腰をグラインドさせた。
肌をぶつける音を遠くに聞きながら、智くんの中を味わった。
雅紀の口から、じゅぶじゅぶと卑猥な音が聞こえてきて…
「あ…智っ…も、俺…」
「イって…!俺もっ…ああっ…」
きゅうううっと突き上げてくる快感を、そのまま先に集めた。
「智っ…好きだよっ…」
「あっ…翔っ……雅紀ぃっ…」
雅紀の髪を掴んで、俺の手を掴んで、智くんは果てた。
俺も、智くんの中に思い切り出した。
ぶるっ…ぶるっ…と身体が震える。
ああ…これが本当に好きな人とするってことなんだ…
気持ちいい…
夢心地で智くんの横に倒れこんだ。