• テキストサイズ

カラフルⅡ【気象系BL小説】

第8章 インディゴ scene1


すっかり洗い終わって、すこし浴槽に入って。


身体を温めたら、3人であがって身体を拭きあった。


雅紀が智くんにじゃれついて、子犬のようだった。


その笑顔を見てたら、なんだか勇気が湧いてきて。


俺も智くんに抱きついた。


「翔…」


智くんの嬉しそうな声が聞こえて、耳まで赤くなるのを感じた。


「ベッド…いこ…?」


小さな声しかでなかった。


でも智くんはまっすぐ俺をみて、微笑んだ。


「なに?誕生日プレゼント、くれるの?」


読まれたか。


「うん…あげる…」


俺は智くんの手を引いて、リビングへ向かった。


今日の部屋は、マネージャーに頼んでベッドルームが別のタイプにしてもらった。


部屋にはいると、薄明かりのなか智くんをベッドに導いた。


「俺からのプレゼント、貰ってくれる…?」


「…喜んで」


智くんは俺の腰を引き寄せると、バスローブ越しに、俺の腹に顔を埋めた。


「翔が、欲しい…」


「うん…あげる…」


雅紀が後ろから俺のバスローブを脱がした。


「じゃあ…お手伝いするね…?」


背中に、雅紀の唇が触れた。


同時に、腹に智くんの唇が触れた。


鳥肌が立った。


少し、怖かった。
/ 1015ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp