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カラフルⅡ【気象系BL小説】

第1章 しあわせはここにある-parallel-


二宮side



もう止まれなかった。


大野さんが”ちょうだい”といった。


それは妖艶な顔をしていた。


こんな顔してたら襲われるに決まってる…


こんな顔で見られたら、何度だって犯したくなる。


馬鹿だこの人…俺たちを守るためにこんな顔までしてたのか…


俺は大野さんの腰を高々と持ち上げた。


やりかたなんか知らない。


けど、男がするのってここでしょ?


大野さんの後ろを舐めた。


ちょっと舌で触れると、大野さんの身体が震えた。


「んんんっ…かずっ…そんなとこ舐めちゃだめっ…」


そこは想像よりもやわらかくて。


舌で何度もそこをつついていたら、大野さんが身を捩った。


仕方ないから、指をそこに入れた。


「あっ…ああああっ…かずっ…」


急に大野さんのアソコが屹立した。


凄い…こんなになるんだ…


指を出し入れしているうちに、引っかかるようになってきた。


そっか…男って濡れないんだ。


どうしたらいいんだろ。


なにかぬるぬるするもの…


俺は大野さんの腰をベッドに下ろす。


「智…なにか滑るもの探してくるね…」


大野さんがとろんとした顔をこちらに向けた。


「いらない…そんなの…」


「え…?」


「いつもそのまんま挿れられてた」


乾いた笑いが口から漏れた。

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