• テキストサイズ

カラフルⅡ【気象系BL小説】

第8章 インディゴ scene1


智くんの唇が、俺の唇を塞いだ。


そっと触れたそれは、熱くて。


俺を包み込んだかと思うと、強引に舌が割り込んできて。


俺の口の中を暴れるように動いて。


胸の上を雅紀が動いて、飾りを口に含んだ。


「あっ…」


あの時みたいな快感が、身体を走って、勝手に身体が反り返る。


「翔ちゃん、かわいいよ…」


甘ったるい雅紀の声に、また意識がふわふわ飛んで。


智くんの首に腕を回すと、自分から引き寄せてキスをねだった。


「もっと…智くん…」


「翔くん…かわいいよ…」


智くんが囁いて目を閉じる。


俺も目を閉じると、そこからは夢のような時間。


二人に愛されて、あっけなく俺は達した。


雅紀の手に滴る白濁を、遠い世界のことみたいに眺めた。


「翔ちゃん…」


雅紀が微笑みながら、頬にキスをくれる。


智くんは俺の髪をずっと撫でてくれてる。


「好きだよ…翔くん…」


ちゅっと音を立てて、髪にキスをすると真剣な顔をした。


「俺達のものになってくれる?翔くん…」


雅紀が俺の手を取って、自分の頬に手のひらをつけた。


「俺、もう翔ちゃんのものだよ?」
/ 1015ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp