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カラフルⅡ【気象系BL小説】

第1章 しあわせはここにある-parallel-


そう言ったのに、かずの口は俺を舐めて。


手が俺を激しく扱いて。


あっという間に俺は逃げる隙もなく、かずの口の中に放った。


「ば…か…」


そう言ったけど、俺を口のなかに仕舞った和は笑ってて。


ごくんとそれを飲み込んだ。


「あっ…ばかっ…」


慌てて起き上がって口を開けさせたけど、もう遅くて。


「かず…もう…」


そう言って頭を引き寄せて抱きしめた。


「俺…智のためなら、なんでもできるよ…」


そう言ってにっこり笑った。


「ほんとに初めてなの…?」


「うん…だって…男同士じゃん?なんとなく、わかる」


「そっか…」


勘がいいんだった…こいつ…


ぎゅっとかずを抱きしめた。


「もう、よくわかったからさ…これでいいよ…ありがと…」


俺は事実、満たされていた。


かずの気持ちが嬉しかった。


でも、まだ自分は汚れているから、かずの初めての相手にはなれないと思った。


そのままベッドから立ち上がろうとした。


後ろからぐいっと引っ張られた。


また俺はベッドに寝転がってしまった。


「な…に…?」


「だめだよ…俺はあなたを抱くんだから」

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