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カラフルⅡ【気象系BL小説】

第1章 しあわせはここにある-parallel-


「あっ…かず…」


大野さんの身体が撓った。


仰け反った首を丁寧に舐める。


「あっ…ああっ…かず…かず…」


大野さんの手が俺の肩を掴む。


「辛かったら言ってね…俺…初めてだから…」


「…え…?」


「だから…セックスするの…初めてなんだよ…」


「ほんと…?」


「うん…だから…辛かったら言ってね…」


そうなりそうなことはあったけど…


なにかが邪魔して、俺は童貞のままだった。


でも、今はこれでよかったと思ってる。


初めてが大野さんで。


首筋を舐めながら、大野さんのズボンを脱がした。


全部脱がしたら、大野さんを握りこんだ。


大野さんの身体が震えだした。


「大丈夫だよ…大野さん…」


「さと、し…」


「え?」


「名前で、呼んで…」


「…うん…智…」


智を扱くと、震えが一層大きくなった。


俺は乳首に唇を這わせた。


口の中に入れると、転がすようにそれを舐めた。


ビクビクと身体が揺れた。


「あぁ…はぁっ…かず…」


俺の髪を掴む手が優しい。


もっと感じて。


俺を感じて。
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