第7章 虫襖-ムシアオ-
「ニノ。頼みがあるんだ」
翔さんが俺の横に立った。
楽屋の鏡前で、ファンデーションを塗り直してる時だった。
「え?なに?」
分厚い封筒を差し出してきた。
「ここで、シたい」
「え…?」
いうなり、鏡前に身体を押し付けられた。
「ちょっと…翔さんっ…!」
「いいだろ…収録まだ時間有るし…我慢できねえよ…」
「あっ…ちょっと、まっ…」
唇を塞がれて、いきなりズボンを脱がされた。
前を掴まれると、激しく扱かれた。
「待って…!誰かきたら…」
「ほっとけよ…」
翔さんの目がぎらぎらして…
有無を言わさないから、流れに身を任せるしかなかった。
メンバーの誰も来ないことを願いながら、目を閉じた。
鏡前の板の上に載せられると、翔さんが俺を咥えた。
「あっ…やだあっ…」
「鳴けよ…お前の喘ぐ声が聞きたいんだよ…」
「やめてぇっ…翔さんっ…」
「やだ…鳴け」
そこだけじゃなく、下の口まで丹念に舐められて…
俺はとろとろに溶けた。
翔さんがズボンをずるりと下げると、何も言わず俺に挿れた。
ほぐしてもないのに、ずるりずるりと翔さんは入ってきた。