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カラフルⅡ【気象系BL小説】

第1章 しあわせはここにある-parallel-


「これからは…」


「え…」


「これからは…俺を感じてよ…」


「なに言って…」


「俺で感じてよ…」


そう言ってそっと大野さんを抱え上げた。


軽かった。


寝室へいくと、そっと大野さんを横たえた。


ぐっと顔が緊張した。


でも、ここで引いたらだめだと思った。


やりかたなんてわからないけど、前に進むしかないと思った。


大野さんを癒やすためなら、なんだってやる。


なんだってしてやる。


「アイツらは…こんなことしてくれた?」


そっと優しく大野さんの髪を撫でた。


力なく顔を横に振る。


そっと優しく唇を重ねた。


「こんな風に、キスした?」


また首を振った。


「なんで…こんなことするの…?」


大野さんが泣きながら俺に聞く。


「大野さんが好きだからだよ」


そういうとぎゅっと抱きしめた。


「嘘だ…嘘だ…」


「嘘じゃないよ…だって…」


大野さんの手を俺の股間に導いた。


「さっきイったばかりなのに…大野さんを抱きしめたら、こうなっちゃったよ…?」


大野さんの顔が赤くなった。


腕からまだ血が出ていたから、タオルをまた持ってきて、そこを縛った。


「後でちゃんとするから」


抑えられそうになかった。


もう俺は大野さんを抱くことしか考えてなかった。
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