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カラフルⅡ【気象系BL小説】

第7章 虫襖-ムシアオ-


「お前っ…そんな話、乗ってねえだろうな!?」


「ちょっ…ニノっ…」


慌てて押さえつけられた。


「落ち着けよ…ここマック…」


「あ…」


でも注目を浴びてしまって。


回りの学生は、俺達が嵐だって気づき始めて。


慌てて写真を仕舞って、店を出た。


「お前のマンション、行っていい…?」


雅紀が言うから、仕方なく連れて行った。


生活感なんて全く無く。


ただ、寝室だけは金掛けてた。


おっさんたちが過ごしやすいように。


リビングには申し訳程度の家具があって、そこに雅紀を座らせた。


「…ほんとに、こんなとこに住んでるの…?」


「ああ。悪い?金がねぇんだ」


「…なんで…?」


雅紀がじっと俺を見てくる。


「こんなことやってるのと、なんか関係あんの?」


「…別に…おまえにゃ関係ねえよ」


「あるだろ!バカ!」


立ち上がると、俺の手首を掴んだ。


「俺はおまえがっ…」


手を振りほどいた。


それ以上、聞きたくなかった。


「黙れ…」


「え…?」


「それ以上言ったら、ぶっ殺すぞ…」


「ニノ…」


「おまえまで俺のこと、そんな風に見てたのかよ…俺のこと、ヤリたいわけ…?」


「違うっ…そんなこと考えてなっ…」
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