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カラフルⅡ【気象系BL小説】

第1章 しあわせはここにある-parallel-


「好き…大野さん…好きだよ…」


そう言って、唇が首筋を辿る。


俺は来る予感に震えた。


あのおぞましい。


快感が。


アイツらにヤられながら、感じたんだ。


気持ちよかったんだ。


俺は汚い。


あんなことされて感じるなんて、汚い。


だから…


消えてしまいたかった。


「やめて…やめろ…」


「やだ…」


「お願い…嫌なんだよ…」


「やめない。あなたを俺でいっぱいにする」


「汚れるから…だめだって…」


耳の下をニノが舐めていく。


びくりと身体が震える。


そこから舌は、首筋を降りていく。


「あ…あ…やめ…て…お願い…」


鎖骨まで来ると、ニノの口が甘く、そこを噛んだ。


ちゅっと音がしたかと思うと、ちくっとした痛みがきた。


ニノが俺に痕跡をつけていた。


「やめ…」


「俺の…大野さん…」


そう言うと、愛おしそうに俺を見た。


唇が降りてきて、また俺の唇と重なった。




気持ちよかった




ずっとこうしていたいと思った。


ニノの柔らかな唇は、俺を優しく包んで気持よくしてくれた。


漏れ出てくる唾液も、全てニノは舐めとってくれて。


二人で何かを確かめ合うように、ずっとキスをしていた。
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