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カラフルⅡ【気象系BL小説】

第6章 きみどりscene3


お湯が張れたと合図のチャイムが鳴ると、智が俺の手を引いてバスルームへ誘う。


洗面所に入ると、智の手が次々と俺の服を脱がしていく。


全て取り去ると、俺の手を持った。


「脱がせて…?」


照れくさそうに言うから、こっちまで照れた。


Tシャツの裾を持つと、一気にたくし上げる。


すぽんと脱がせると、Gパンを素早くしゃがんでずり下げた。


目の前に、ポロンと現れたそれは…


もう既に形を変えてて。


智を見上げると、真っ赤な顔してて。


「あ、後で…」


なんて言うから、俺まで真っ赤になって…


楽屋での慌ただしい情事を思い出しちゃって。


まだちょっとひりひりする後ろが、ひくひくとした。


久しぶりにゆっくりと二人で風呂に入った。


コンサートツアーの準備に入ってたから、慌ただしくて。


だからこそ、本当は二人の時間を大事にしなきゃいけなかったのに。


「智…ごめんね…?」


「え?」


「もっとゆっくりする時間、作ろうね?」


「かず…」


「でも…嬉しかった…やきもち」


そう言うと、にっこり笑って俺を抱きしめた。


岡田くんのお蔭で、少し太くなった腕を撫でると、少しだけ鳥肌を立てた。


嬉しい…
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