第6章 きみどりscene3
「かず…」
掠れた声で、俺を呼ぶその声。
「んぅ…」
それだけで、もう俺の下半身には力が入らなくなる。
「かず…かわいい…大好き…」
ちゅっと音を立ててキスすると、俺の身体を掴んで、体勢を入れ替えられた。
壁に押し付けられて更に口内を深く侵された。
「かず…このままシたい‥」
「えっ…」
立ったままするってこと…?
そんなのやったことない…
「だめ…?」
俺を見る目が切なくて。
「だ、だめじゃない…」
そう言った途端に、子供みたいに笑って。
笑顔が咲いた。
「ありがと…」
髪にキスすると、しゃがみこんで俺を咥えた。
「あっ…」
温かい口に包まれて、すぐに限界が来る。
「かず…おいしい…」
「ばか…変態…」
そう言ってるのに、そんな言葉で感じて…
ますます追いつめられる。
「ねっ‥も、出るからやめて…」
「やら」
「お願い…イクなら、一緒に…」
「やら」
おじさん、口を離してくれない…
「んんんっ…お願いっ…」
増々動きが早くなって…
じわっと快感が先に集まってきて…
「あっ…だめっ…さとっ…さとっ…」
あっけなくイっちゃった…